ベレット雑記
古本まゆ いすゞベレット1800GT
ビニールレザー貼り替え

2026年2月19日

 ベレットが全塗装から戻ってきてカーペット関係の作業をやっている時、後席に置かれていた剥がれたビニールレザーが気になったので、ちょっと確認してみることにいたしました。


 このパーツは後席の左側の脇、


ここの部分ですね。このパーツは以前から剥がれていて、そのうち貼り直さなきゃと思っていたような記憶です。


 反対の右側は、ちゃんとかどうか判りませんが付いたままの状態です。


 このパーツは劣化が激しく、折り返してある部分を延ばすと割れてきて、欠けてしまいます。形からして日光のよく当たるリアガラスのすぐ下っぽいですね。全塗装の為にリアガラスを外した時に剥がれたのかな。


 この大きいビニールレザーはよく判らないのですが、シートベルトの通りそうな個所に切れ目が入っているので、後席の裏あたりでしょうか?
 リアガラスの下部分以外のレザーは再使用できそうですが、この際全て新しく作って、貼り直しておきたいと思います。
 レザーの表面を清掃し、裏からアイロンをかけ、上から重しをして折れや縒れをなるべく伸ばし、


小さいパーツについては、遠い将来の作業の為に紙型を作っておきます。


 型紙に合わせて、ビニールレザーを切りました。
 ビニールレザーとビニールレザーの接着、ビニールレザーとボディの接着ですが、前にリアトレイを作った時にビニールレザーとハードボードの接着に使った3Mのスプレーのり99が、どうも車内のリアガラスの真下の過酷な環境下では充分な耐久性を発揮できなかったようで剥がれてきております。そこで今回は接着にコニシのボンドG17を使うことにしました。

 リアガラスの下部分、ここは剥がしたビニールレザーから型を取って切り出したのですが、どうもあまり精度が出ていません。


 上側の部分を1p巾で折り返してきちんとラインを出して接着するのも、なんか難しい。作り直そうかどうしようか迷ったのですが、なんとかこれでいけるのではないかと判断しました。こういう手抜きで後々後悔することも多いのですが……。


 横に二個所の切れ目が入ったビニールレザーの部品は、シートベルトのところではなくて、後席の背もたれとリアトレイの間のところで、切れ目はフック部分の逃げだったようです。


 残っている後席の右側脇と、前面の下の方の二枚を剥がしました。
 まず後席の左右の脇と後席背もたれのフック部分、リアガラスの下から、新しく切ったレザーを貼っていきます。


 まず元々付いていたレザーの接着剤の入れ方を見ていきます。


 余計な部分にボンドが付かないようにマスキング。


 ボンドはボディ側にも塗って貼り合わせるので、こちらもマスキングしました。


 奥の方が狭いので面倒ですが、問題なく貼り付けることができました。


 反対の右側も同様に貼り付け。後席の下の方はこの脇部分が最初でいいと思います。


 背もたれとリアトレイの間の仕切り部分も貼り付け。


 一番心配していた、リアガラスの下(リアトレイの後方)部分ですが、こちらも問題なく貼ることができました。鑢の柄の後ろの部分を押し当てて圧着していきます。


 ついでにリアトレイのレザーが剥がれて浮いてきている部分をG17ボンドで補修しておきます。


 リアトレイを貼ったレザーの間に置いて、なんとかここまでの作業を終了したのですが、


レザーが新しくなったことでトレイ周りの見た目も引き締まりました。ビニールレザーはきちんとした作業台がないと、大きいパーツ切るのは思ったより難しいし、きちんと貼るのもなかなか難しいです。やってみて、元々の精度があまりでていない理由が判った。この作業は元々、現物合わせの切った貼ったでやった工程が多かったのかもしれません。


 後席下の上の部分を切り抜き。やっぱり柔らかくて撓りやすいレザーの大きいパーツは、カッターよりも奥さまの裁縫鋏を使った方が綺麗に切れます。


 後席下の下の部分を切り抜き。こちらは縁を折り返して取り付けなければいけない部分が多いのですが、元のレザーを見ると上部以外は、折り返す内側に接着剤が入っていた形跡はありません。貼り付ける両面に接着剤を塗る必要のあるG17ボンド(スプレーのり99も同じですが)で、現物合わせで折り返してうまく外側だけで貼り付けできる自信がないので、折り返し部分はあらかじめ接着して縁の形を固定しておきます。


 やはり余分な部分にボンドを付けないようにマスキング。


 折り返し・接着して完成。一個所ずつボンドの塗布、折り返し、圧着、乾燥を繰り返して、これだけの作業でほぼ一日を費やしてしまいました。しかしこの部分は、これで問題なくボディと上の部分のレザーに貼り付けできそうな見込みです。
 ビニールレザーり扱いも、少しだけ慣れてきたような気がいたします。


 後席下の上の部分については、いくら考えてもうまく貼れるようなイメージが湧いてきません。一発勝負なので実際にやってみるしかないのですが、パーツが長いので変なところで接着剤がくっついてしまわないよう、奥さまに手伝ってもらいます。
 まず後席の嵌る上部の折り返し部の直線的な部分を貼って、全体の位置決めをします。次にそのまま上部の側面のラインに合わせて貼っていったのですが、悪い予感が的中して、どうしてもうまく貼れません。「曲がっている処は切れ目をいれておかないと絶対に無理だ」という奥さまの助言に従って、一度剥がして上部の曲がり部分に切れ目を入れ、再度ボンドを塗って貼り付けようとしたのですが、上部の折り返し部を貼った後に上の接着した部分に合わせて下の部分を貼っていこうとしても、どうしても下の曲がり部分に左右一本ずつの皺ができてしまいます。再度剥がしてやり直したのですが、どうしても綺麗に貼れません。
 これ以上の貼り直しは無理なのと、皺は後席の下の部分のレザーを貼ればその下に隠れるので、このままでいきます。


 皺の部分を折り曲げてボンドで接着。下の部分は既にボディに合った形ができているので、簡単に貼ることができました。


 何故か左右二個所にレザーとレザーの間に鉄板の露出している場所があります。元からそうなっていたなら構いません。


 後席を元通り嵌め込んで、一ヶ月に及ぶ作業の完成です。
 思い通りにいかなかった後席下の上の部分のレザーの貼り方ですが、まず上部の曲がり部分に奥さまの助言通り切れ目を入れておく。上部の直線部分を貼り、全体の位置決めをした後、その下の部分を先に貼っていく。ボディの曲面に合わせて下の側面部分を貼っていく。最後に側面の上の部分を貼っていくという手順でうまく貼れるのではないかと思われます。
 何十年か後、再びこの作業をする必要が生ずれば上記の手順でやってみますが、その頃には、私はもういないでしょうね(^^;;。


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