ベレット雑記
古本まゆ いすゞベレット1800GT
シガーソケット

2017年11月2日

 もう10年以上、レーダー探知機は付けてなかったのですが、最近あまり行ったことのない場所に出かけることが多く、流石にちょっとヤバイのではないかと考え始めておりました。田舎の方の道は、よく取り締まり情況が判らないのですが、慣らしで高回転まで回しているので、気持ち良く走れる道ほど、特にヤバく感じます。折からみん友さんが、ステルス式の取り締まりに引っ掛かったという書き込みもあり、周章てて(当初の予算より高性能な)ユピテルのW50を購入いたしました。
 早速付けてみたのですが、電源が入らない……。シガーソケットの裏側に手を入れてみると、何も配線が繋がっていない。センターコンソールは何回も外しているのですが、どうもここのところ使っていなかったソケット配線を繋ぐのを、忘れていたようです(^^;;。手で探ってみると、後には蝶螺子しか付いていないようです。手探りでは、とんな形の端子が差さるのか判りません。
 できたらコンソールを外さずに作業したいと考えて、まずは配線図を見てみたのですが、シガーソケットへの配線は青の2本で、1本はヒューズ、もう1本は時計にいっているようです。懐中電灯で裏を照らしてみると、時計の配線は3本で、青も含めて3本とも同じカプラーに繋がっているのですが、その先は追えないので、多分電源コードと一緒にソケットに戻ってきているのではないかと思います。
 コンソールの螺子を外して、ずらしてみたのですが……、


シガーソケットに接続可能な配線の端子は、見当たりません。時計の青の配線は、上の方にいっているようですが、手で分岐らしきところを探り出せません。もう少し配線を探ってみますが、それで見つからなければ、電源コードの引き直しによる、シガーソケットの復活作業になりそうです。


 配線側にシガーソケットに繋がるような端子が見当たらないので、どのような端子が繋がるものか、まずシガーソケットを外して確認してみました。
 シガーソケットが問題なく使えるかどうか確認するために、前に使っていたレーダー探知機を接続して、バッテリに直結してみました。+は蝶螺子のところしかありません。−はとりあえず、絶対に−の部分に繋いでみました。接点の部分が錆びていたのですが、特に問題はないようです。−は調べてみると、ケースの後の部分でとることができます。
 将来の配線の引き直し用に、1800GT後期型のケーブルが買ってあったことを思い出し、探して拡げてみました。


 この辺りがコンソール部分のはずですが、ソケットの+の螺子に繋げるような形の端子は、何故か見当たりません。配線図を見ると、カプラーはなしに、ソケットに直結しています。


 ヒューズの方は、この端子のようです。シガーソケット側の端子が見つからなくても、ここから配線を引き直せます。


 配線図を見ると、+も−も後の部分に繋がっていいるような絵になっていますね。ソケットの+は、後のセンターの螺子のところに丸型端子を嵌め込んで、蝶螺子で締める形しかないと思うのですが、−の方は接続用の端子が見当たらず、どうやって接続していたのか、全く判りません。平型端子のオスをソケットの後の部分に、何とかうまいことハンダ付けする予定です。
 テスターで時計の配線のカプラーの青線のところと、青色の配線がいっている端子で導通確認します。
 んっ?、これか!


 想像していた端子の形とは、全く違います。しかも、ヒューズの端子とも導通しています。+と−の配線だと思っていたものが、こんなところで繋がっていて問題ないものかと思ったのですが、判ってみれば、配線図通りです。
 ベレットのセンターコンソールの裏に、これと同じ端子がないか見てみたのですが、やはり見当たりません。外してある配線で場所の見当をつけると、グローブボックス下の陰の部分を通っている配線に、ご丁寧に黒いビニールテープを巻いて、一緒に束ねてありました。
 これは、手探りでは判りませんわ。何時誰がやったのだろう? 一応、時計の方と導通を確認します。


 ビニールテープを解いて、配線図通り、ソケットの後のネジを切ってある部分に端子を嵌め込むと、電源スヰッチを入れっぱなしだったレーダー探知機も、いきなり起動しました(^_^)。。


 これで、無事シガーソケットが使えるようになりました。内装関係では、現在のベレットを買ったときに殺してあったヒーターの再生作業が残っているので、ついでに配線を確認すればよかったのですが、今回はシガーソケットの謎解きに夢中で、とてもその余力がありませんでした。


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