アッパーアームにウレタンブッシュを挿入する方法については、友人のところで万力を借りればいいのではないかと思っていたのですが、インターネットで検索してみると、L型クランプを使う方法があるようですので、こちらを試してみることにしました。 |
まずアッパーのブッシュとアッパーアームの挿入する部分の内側に、シリコングリースを薄く塗り込みます。この部分にグリースを使うことは異論もあるかと思うのですが、ろくな工具も持っていない素人の作業ですので、今回は挿入のしやすさを優先します。 L型クランプ(形からするとF型のような気も)でアームとブッシュを挟み込んで、簡単に挿入に成功しました。挿入によって芯のパイプとのクリアランス部分も締まり、問題はないようです(大丈夫と思いつつも、実は一番心配していた部分です)。 |
アームに、金具(とシム)を取り付けます。 ロアアームの方も、少し挿入作業を試みたのですが、やはりプレス機で両側から真っ直ぐに押さえないと無理なので、自分で作業するのは完全に諦め、近くの三協自動車さんにお願いすることにしました。 やはり「シリコングリースを使うのはあまりよくない」とのことで、三協自動車さんではシリコンスプレーや他にチューブに入ったシリコン系の製品を使用するようです。 |
無事、挿入成功です。私が途中まで挿入した側と三協自動車さんに完全にお願いした側の差は、シャフトを万力に固定してアームを動かしてみると歴然で、私がシリコングリースを 塗った側はかなり鳴きが出ます。シリコンスプレーを追加で吹いてもらって、大分静かになったのですが、やはり完全には収まりきらないようです。 追伸: 友人のところで、アッパーの金具やロアのシャフトを万力に挟んで固定し、ボルトやナットを締 め増ししてもらって、長かった作業も完成です。ロアのブッシュの長さも予定通り、バッチシです。 |